21年以上にわたり、Prolific Group はタイの産業用加熱システム分野をリードする企業として高い評価を築いてきました。産業炉、温度制御システム、そして生産性向上を実現するエンジニアリングソリューションにおける豊富な専門知識を強みに、多様な製造業の発展を支え続けています。
加熱技術の開発に情熱を注ぐ企業として歩み始めた同社は、現在ではタイのみならずASEAN地域における重要なビジネスパートナーへと成長しました。企業理念である “Our Heat Is Your Improvement” のもと、エンジニアリングの知見を活かして価値を創造し、生産効率の向上とお客様の持続的な成長に貢献しています。
この節目を記念し、Prolific Groupは2026年7月19日から20日にかけて創立21周年記念イベントを開催しました。顧客、ビジネスパートナー、産業界の経営者、政府機関、研究者、教育機関、そして海外のパートナーが一堂に会し、友情を深めるとともに、知識や経験を共有し、タイ産業の未来について語り合う貴重な機会となりました。

フェアウェイから始まる友情
記念式典に先立ち、Prolific Groupはバンコクの The Royal Golf & Country Club において 「Prolific Group Friendship Golf Tournament 2026」 を開催しました。
競技形式はゴルフトーナメントでありながら、会場は終始、笑顔と笑い声、そして自然に生まれる会話に包まれていました。経営陣、顧客、そしてさまざまな企業のパートナーがラウンドを共にしながら、ビジネスや技術、さらにはタイ産業の将来について活発に意見を交わしました。
顧客とサプライヤーとして始まった関係は、やがて信頼へと育まれ、長年にわたる友情へと発展してきました。年に一度しか顔を合わせる機会がなくても、再会すれば旧友のように自然に語り合える――そんな温かな関係性こそが、このイベントの大きな魅力でした。

当日は午前中の受付、昼食、記念撮影に続き、ショットガンスタート方式による競技が行われました。通常の会議室や商談の場とは異なるリラックスした雰囲気の中で参加者同士の交流が深まり、夕方には表彰式と祝賀ディナーで盛況のうちに締めくくられました。
Prolific Groupにとって、この日のゴルフコースは単なる競技の場ではありません。それは企業文化を象徴する舞台でもありました。同社は、真のビジネスの成功は優れた技術や製品だけで実現するものではなく、誠実さ、継続的な信頼関係、そして共に成長する姿勢によって築かれる「信頼」に支えられていると考えています。
この理念は、「単なる製品の供給者ではなく、お客様のパートナーであり続ける」という同社の経営哲学そのものです。お客様の成功こそが、Prolific Groupにとっての成功である――その想いが、創業以来一貫して受け継がれています。

21年の歩みを祝う、特別な一夜
2026年7月20日の夜、Courtyard by Marriott Bangkok Suvarnabhumi Airport を会場に、Prolific Group創立21周年を記念する祝賀会が盛大に開催されました。
会場には、お客様をはじめ、サプライヤー、ビジネスパートナー、政府機関、教育・研究機関の関係者、さらには国内外の研究者や専門家など、多彩な分野から多くのゲストが集い、Prolific Groupが歩んできた21年の軌跡をともに振り返り、その節目を祝いました。
会場は終始、温かく和やかな雰囲気に包まれ、20年以上にわたり同社が多くの人々と築き上げてきた信頼と絆の深さを感じさせるひとときとなりました。そして、この場は、企業の成功とは単なる売上や事業規模の拡大だけで測られるものではなく、長年にわたり信頼を寄せ、ともに歩み続けてくださる多くの人々の存在によって支えられていることを、改めて実感させる機会となりました。

何気ない会話から始まった、21年の歩み
来場者の心を最も強く惹きつけた場面の一つが、Prolific Group代表取締役のプームリン・ソーシーサコーン氏によるスピーチでした。
同氏が語ったのは、会社の実績や事業の成長だけではありません。21年にわたる歩みの原点となった、一つの「物語」でした。
創業当時を振り返りながら、今でも鮮明に記憶に残っている父親――タイ語で親しみを込めて」と呼んでいた父との短い会話を紹介しました。
「私は“熱”に関わる会社をつくりたいと思っています。」
その言葉に対し、父から返ってきたのは、息子を思いやる気持ちが込められた、こんな素朴な問いかけでした。
「タイは暑い国なのに、“熱”を売る会社なんて成り立つのか。本当に必要とする人がいるのか。」
このエピソードが紹介されると、会場は温かな笑いに包まれました。
しかしその後、プームリン氏の表情は少し穏やかになり、静かな口調でこう語りました。
この会話を思い出すたびに自然と笑みがこぼれる一方で、父が今日のProlific Groupの姿を見ることなく旅立ってしまったことに、今でも寂しさを感じると胸の内を明かしました。
さらに同氏は、Prolific Groupが掲げる「熱」とは、単なる気温や暑さを意味するものではないと説明しました。
それは産業を支える熱エネルギーであり、航空機部品や医療機器の製造、研究開発、さらには最先端技術を支える数多くの製造プロセスに欠かせない中核技術であると語りました。
あの日の小さな信念は、21年という歳月を経て確かな形となりました。
現在では、Prolific Groupの技術はタイ国内のみならず海外の製造現場でも広く活用され、多くの生産プロセスを支えています。
その歩みは、一歩一歩着実に挑戦を積み重ね、絶えず技術を磨き続けてきた努力の結晶であり、同社が誇るべき大きな財産となっています。
成功は、一人では成し遂げられない
プームリン氏は、創立21周年記念イベントの最大の目的は、単に節目を祝うことではなく、これまで支えてくださったすべての方々へ**「ありがとう」**の気持ちを伝えることにあると語りました。
お客様には、長年にわたり変わらぬ信頼を寄せてくださったことへの感謝を。
ビジネスパートナーやサプライヤーには、ともに成長し、挑戦を重ねてきたことへの感謝を。
研究者や教育機関、そして政府関係機関には、知識や技術の交流を通じて産業の発展に貢献してくださったことへの感謝を。
そして何より、日々の業務に真摯に向き合い、Prolific Groupの成長を支え続けてきたすべての社員への深い感謝の意を表しました。
さらに同氏は、この21年間にわたるProlific Groupの歩みは、決して一人の力によって築かれたものではないと強調しました。
今日の成功は、多くの人々との協力、互いに寄せる信頼、そして長年にわたって育まれてきた友情と絆があってこそ実現できたものであると語ります。
この考え方は、Prolific Groupが大切にしてきた企業文化そのものを象徴しています。
同社は、最先端の技術や高性能な設備を提供することと同じように、「人」とのつながりを何よりも重要な価値として位置づけています。
どれほど優れた機械や技術があったとしても、そこに信頼関係と協働の精神がなければ、持続可能な成功を築くことはできません。
だからこそProlific Groupは、技術革新とともに人との信頼を育み、すべてのステークホルダーとともに未来を切り拓いていくことを使命としています。
事業の成長とともに、社会的責任もさらに大きく
プームリン氏は、現在の産業界は大きな転換期を迎えていると語ります。
市場競争の激化、急速に進化する技術革新、そして環境保全や持続可能な社会の実現に対する期待の高まりなど、企業を取り巻く環境はこれまで以上に大きく変化しています。
こうした時代の変化を見据え、Prolific Groupは熱処理・加熱システムの専門企業という枠にとどまることなく、人材育成、先端技術、そしてイノベーションへの積極的な投資を進めています。
その目的は、お客様の生産性向上、コスト削減、省エネルギーの実現、さらには長期的な競争力強化を支援し、持続的な成長に貢献することにあります。
同氏はさらに、同社にとって新たな成長の柱となる取り組みとして、韓国のパートナー企業との協業によるPollution Control Business Lineの展開を紹介しました。
この新たな事業では、大気汚染防止技術を活用し、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)をはじめ、生産プロセスから排出されるさまざまな大気汚染物質の削減に取り組みます。
この挑戦は、現代の企業価値が単なる業績や売上だけで評価されるものではなく、環境保全や社会への責任を果たす姿勢も重要な指標となっていることを示しています。
同社にとって、この新規事業の立ち上げは単なる事業領域や製品ラインアップの拡大ではありません。
それは、生産効率の向上と持続可能な社会の実現を両立する総合産業ソリューションプロバイダーとして、新たなステージへ歩みを進めるという明確なビジョンを示すものです。
Prolific Group、新たなステージへ
創立21周年記念イベントは、これまでの歩みと成果を祝う場であると同時に、Prolific Groupが次なる成長に向けて新たな一歩を踏み出すことを力強く示す機会ともなりました。
現在、Prolific Heating International(PHI) は、産業用加熱システム、工業炉、温度制御システムの設計・製造・販売を中核事業として展開しています。
一方、Prolific Engineering Service(PES) は、エンジニアリング、設備据付、保守・メンテナンス、さらにはアフターサービスまでを一貫して提供し、タイ国内はもとよりASEAN地域の幅広いお客様を支えています。
こうした事業基盤をさらに発展させる新たな取り組みとして、Pollution Control Business Line を立ち上げました。
これは、長年培ってきたIndustrial Heating Technology の専門知識を基盤に、環境ソリューション分野へ事業領域を拡大する重要な戦略です。
同社は韓国のグローバルパートナーとの協業を通じて、高度な大気汚染防止技術を導入し、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)をはじめ、生産工程で発生する各種大気汚染物質の排出削減に取り組みます。
さらに、Green Manufacturing、Carbon Reduction、そしてESGの考え方に沿った持続可能な事業活動を実現できるよう、お客様の環境対応を総合的に支援していきます。
この新たな挑戦は、Prolific Groupが現在の事業成長だけを見据えているのではなく、未来のものづくりを見据えた企業へと進化し続けていることを示しています。
同社は、生産性の向上、最先端技術の活用、そして環境への責任を調和させながら、次世代の産業発展を支える総合ソリューションプロバイダーとして、新たな価値の創造に挑み続けます。
産業界のリーダーが集う、知と交流のステージ



本イベントは、21周年を祝う記念行事であるだけでなく、産業界の最新動向や将来の展望について知見を共有する貴重な交流の場ともなりました。
当日は、産業界、政府機関、学術界、そして国際的な企業を代表する多彩なゲストスピーカーが登壇し、それぞれの専門分野から示唆に富む講演を行いました。
まず、Prolific Group 名誉顧問のピチェート・タナセータ海軍大将が開会の挨拶を行い、これまで同社を支えてきたお客様、ビジネスパートナー、関係機関をはじめ、すべての関係者へ感謝の意を表しました。
続いて、サーラン・ブンミー准教授・博士(Senior Metallurgy Advisor) が、「Trends in Modern Metallurgical Processes」 をテーマに講演を行い、世界の製造業に変革をもたらしている最新の冶金プロセスと、その将来展望について解説しました。
また、タイ工業団地公社(IEAT)副総裁 プラティープ・エンチュアン氏 は、タイ産業の発展戦略や、将来の投資促進に向けた政府の取り組みについて紹介し、産業競争力強化に向けた政策の方向性を示しました。
さらに、ECO & DREAM の代表取締役 Mr. Kim Min Yong 氏と、KIYEON E&C の代表取締役 Dr. Kim Tae Won 氏が登壇し、大気汚染防止技術分野におけるProlific Groupとの戦略的パートナーシップを正式に発表しました。
今回の協業では、CO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)をはじめ、生産工程から排出される各種大気汚染物質の削減を目的とした先進技術を導入し、環境負荷の低減と持続可能なものづくりの実現を支援していきます。
また、Maxion Wheels Asia Operations Director のタナコン・タンワニチャコーンポン氏 は、Prolific Groupとの長年にわたる協業を通じて築かれた信頼関係や、両社のパートナーシップが生み出してきた価値について語り、その協力関係への高い評価と期待を述べました。
この夜のステージは、単なる記念式典ではなく、タイと世界の産業界をつなぐ知識とビジョンの共有の場となり、持続可能な産業の未来に向けた新たな可能性を切り拓く機会となりました。



人と人をつなぐもの――それは工業炉の熱ではない
スピーチの終盤、プームリン氏は、会場に集まった人々の心に深く響く、印象的なメッセージを語りました。
同氏は、これまで多くの人々から「Prolific Groupは“熱”の専門家」と見られてきたと語ります。
しかし、自身にとって本当に難しいのは、工業炉を設計することでも、生産工程における温度を精密に制御することでもないと言います。
それ以上に難しく、そして何より大切なのは、異なる企業、異なる経験、異なる文化を持つ人々が、同じ目標に向かって心を一つにし、ともに歩んでいける組織を築くことだと語りました。
そして、穏やかな笑顔を浮かべながら、会場にこう問いかけました。
「私自身も、皆さんを一つにするには、いったい何度の温度が必要なのか、まだ答えは分かりません。」
会場が和やかな笑いに包まれた後、少し間を置いて、同氏は静かに続けました。
「しかし、一つだけ確信していることがあります。それは、人と人を結びつけるものは工業炉の熱ではないということです。私たちを一つにしているのは、誠実さ、信頼、そして互いを尊重する心です。それこそが、今日のProlific Groupを築き上げてきた原動力なのです。」
この言葉こそが、Prolific Groupという企業を最も的確に表しているのかもしれません。
創業以来21年間、同社が築いてきたものは、優れた設備や最先端の技術だけではありません。
お客様、ビジネスパートナー、研究者、教育機関、そして社員一人ひとりとの信頼のネットワークこそが、同社の最大の財産となっています。
企業の価値は、工場の規模や従業員数、あるいは年間売上だけで測れるものではありません。
長い年月を経てもなお、多くの人々が変わらぬ信頼を寄せ、同じ道を歩み続けてくれること――それこそが、企業の真の価値であり、持続的な成長の証と言えるでしょう。
そして、そのことを何より雄弁に物語っていたのが、この祝賀の夜に会場を包んだ温かな雰囲気でした。
MEGA Techより祝意を込めて
創立21周年という大きな節目を迎えられたProlific Groupの皆様に、MEGA Tech編集部一同、心よりお祝い申し上げます。
これから迎える新たな10年においても、革新的な技術と卓越したエンジニアリングを通じて、タイのものづくり産業のさらなる発展を牽引し、世界へ向けて持続可能な価値を創造し続けられることを心よりお祈り申し上げます。
今後ますますのご発展とご成功を、心よりお祈り申し上げます。

