計測データ管理システムでより良い品質管理を実現
Better Quality Control with Data Management System 高精度測定システムは、一つひとつの製品の品質の保証のために、リーン生産方式の製造業界でますます重要になってきています。最近では、全品自動検査と自動生産を組み合わせた生産の自動化が急速に進化しています。 各製造業界のテクノロジーによりもの作りの方法は極めて多様化かつ複雑化してきました。部品の品質管理が非常に重要であり、重要な役割を果たす時代になったのです。連続生産にあたり、出荷する製品の品質を保証するため、生産プロセス能力の証明に必要なデータを計測し、定期的な品質監視の記録・分析をしなければなりません。 計測システムデータ管理の設計は、3つの主要な部分で構成されています。 通信システムと接続:得られたデータについて、設備ごとの情報収集ではなく、設備と測定機により得られた測定データをネットワーク中央処理に向けて直接送信することができます。これにより、お客様の必要な情報を100%収集できます。システムはシーケンサーまたはパソコンのUSB端子に直接に接続し、SPC・有線(USB-ITN)に加え無線(U-WAVE)通信システムを選択することができます。得られるメリットは、日々同じ手順で繰り返す手作業の検査ミスの削減や検査時間の短縮改善、また管理者はU-WAVEによりリアルタイムのデータを検証することができます。 データ保存:測定と検証から得られた情報は非常に重要なものです。これらの情報に関しミスがあったり、データを紛失したり、またデータを有効に整理できなかったりすると、その時生産した製品の品質管理に影響を与える可能性があります。計測データ管理システムを利用することにより、追加の詳細を定義して、データベースにバックアップを保存することができます。すべての作業は、生産プロセスで段階的に記録され、それに関する情報は、工程管理の計画及び信頼性のある品質管理に活用されます。 生産データの統計的分析または統計的プロセス制御システムのシミュレーション(Statistical Process Control, SPC) の目的は、信頼できる製造プロセスの品質検査方法を決定したり、品質検査上のミスを削減したり、最適な作業環境下でさらに品質を向上させ、ワークピースの種類ごとに適切なツールと機器を計画できるようにしたりします。現在のグローバル市場の変化に対応し効率的に競争することが可能になります。 ミツトヨは世界トップメーカーとして高精度測定機の製造から販売までを行っています。測定工具のデータ処理等に関するソフトウエアを自社で設計し、お客様の様々なニーズにお応えするこれらの測定機は、得られた測定データをSPCに加え無線(U-WAVE)の通信システムによりネットワークで接続し、計測データをエクセルで正確かつ迅速に表示し、製品の品質管理と解析ができるソフトウエアに対応可能となりました。またデータ管理システムをMeasurLink(メジャーリンク)プログラムにより改善し、各種測定機をネットワーク構築によりサーバに集約し、品質情報の一元管理・共有化を実現しました。 製造プロセス中に運ばれていくワークピースを測定するのには、正確かつ高精度の測定、測定時間の短縮が求められます。加えて計測データをリアルタイムで統計処理し『品質の見える化』の実現が求められることから、加工効率の向上と共に、合理的な投資で測定の効率を国際標準に適合するようにできるのは理想的です。これらのことから、本システムはとりわけ「インダストリー4.0」に向けたものづくりのさらなる高度化に向けたビジョンにふさわしいものと認められ、世界中で広く利用されるようになりました。